新会長就任のごあいさつ

 2015年の本学会設立当初から会長を務められた向井裕一朗氏に代わりまして、このたび、教科・領域内容研究学会の会長を拝命いたしました、保木井啓史(福島大学)です。

 

 本学会の特徴として、保育者を中心とする教育実践者が,アットホームな雰囲気の中でアカデミックな思考に触れると同時に、研究者等が教育実践の機微から示唆を受ける機会となっていることが挙げられます。また、近年では実践者として本学会に参加した方がその後大学院に進学されたりとか大学の教壇に立たれたりといった例がいくつもあると聞き及んでおります。

 

 そのようなことからも、教科・領域内容研究学会は、今後ますます、保育を中心とした教育実践とアカデミックなものとの混じり合いを進めることで、「教科・領域に関わる考察を深め、教育の発展」に資するものとなっていくことが期待されます。微力ながらこれを支える所存です。

 

 実務に関しては、引き続き、くすのきこども園を拠点とした事務局のみなさんに活躍いただくものと考えております。

 

 それでは今後とも、教科・領域内容研究学会をよろしくお願いいたします。

 

2024年6月吉日

福島大学人間発達文化学類

准教授 保木井啓史